2018年3月21日 高石の親戚の家で暇だったので少し散歩してみました。
今は「等乃伎神社」という字ですが、現地には「殿来神社」という字もありました。
「とのぎ」と言うのは漢字以前の言葉なのでしょう。
神社のHP(http://tonogijinja.jp/yuisho.html)によりますと、
御祭神:天児屋根命(天照大神の侍神)
と書かれています。
天児屋根様は、古事記の、アマテラス様の天の岩戸隠れのエピソードに登場されています。
ヲシテ文献では、左の臣、いわるゆ文武の「文」のほうの。文化、教育、医学等に秀でた方だったようです。
ヲシテ文献の1つの『ミカサフミ』は前半が、このアマノコヤネ様が編纂されたのではないかと考えられているそうです。
ちなみにアマノコヤネ様の奥様は、ヒトリヒメ様。
春日神とも呼ばれるそうですから、春日神社と言うのも、アマノコヤネ様をお祀りしているのでしょう。
とまぁ文字ベースのお話はこれくらいにして、実際に、神社に行ってみますと、鳥居の真正面に大きな岩があるのです。
まるで参拝者を通行止めしているように真正面にあります。ですが、神社のHPには、岩の記載が無いのですよ。
あれだけ主張している岩なのに、何も情報が無い。意味が無い事はないはずだと思うのですが。
神社で石と言うと「要石」と言うのがあるようです。鹿島神宮には要石があります。HP(http://kashimajingu.jp/guidance/%E5%A2%83%E5%86%85%E6%A1%88%E5%86%85/)にも説明されています。簡単に言うと地震を押さえる石ってことでしょうか。地震大国の日本なら有って当然な気がします。等乃伎神社の石も「要石」なんじゃないかと思うのですが・・・
HPには【太陽信仰】と言う事も書かれています。一部抜粋させて頂くと『当神社の側からみると、高安山の頂上に夏至の「日の出」を拝む事になります。』と言う地理条件もあるようですから、もしかすると、この石は「暦」を読み取る道具だったのかもしれませんね。【太陽信仰】と言うよりは【太陽観測】のほうがピッタリくるんじゃないかと思います。
