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箱作の河童

大阪府阪南市 箱作 より情報発信

「箱作」の由来

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「箱作」の由来

箱作の地名の由来としては、2種類あるようです。

1)一般的な由来
 箱作の山から良質な和泉妙岩が算出し、その加工を行っていた。石の箱(石棺)を作っていたので、箱作と呼ばれるようになった。
2)賀茂神社の伝承
 箱作の地名の由来として、一説に、京都下鴨神社の社殿改築に際し、御神体を奉安する御霊箱を新たに造り替えた。 その際、旧箱を加茂川に流したところ、淀川を下って、大阪湾より当地の海岸に漂着。里人がこの箱を改めると、御神体が入っていたので、当地に社を建立したという。 以後、当地は箱着里(はこつくり)と呼ばれるようになった。
 
 とあるわけですが、どうも賀茂神社のものは、誰かがダジャレで考えたものが定着してしまったように思います。「京都下鴨神社の社殿改築」と言うくらいですので、もう漢字文化が始まった後の時代だと思われます。そうであるならば、わざわざ「箱作」と言う字にはならないと思うのです。
 
 以前にも書きましたが、古い文書には「筥作」と書かれているそうです。この「筥」は意味としては、丸い筒状の箱なんだそうです。といっても、この「はこつくり」と言う名前が、どの時代から呼ばれたのかで本来は話が変わってくると思いますが、そんな資料は無さそうなので、以下、想像のお話です。
 
 「丸い筒状の箱」と言っても、大きさの感覚がわからないですよね。1mとか2mとかの大きさだと、土管のようなイメージですし、1cmとか2cmですと、爪楊枝入れのようなものを連想しますね?

 よくわかんないですが三重県菰野町の図書館のHPに「石工のルーツ」(http://www.town.komono.mie.jp/library/pdf/10_sekkou.pdf)と言う資料あり、1669年には石工の方が岐阜県まで出稼ぎに行ったと書かれています。わざわざ押しかけて行ったのか、お願いされて行ったのかは不明ですが・・
 
 また「延喜式神社の調査」さんのHPの「大山白山神社」(http://www.geocities.jp/engisiki/mino/bun/min230903-02.html)にも、箱作村の石工さんの情報があります。
 
 「神社と古事記」さんのHPの「山本八幡宮」(http://www.buccyake-kojiki.com/archives/1067716856.html)では、新田開発を請け負った方が箱作村に居たようです。

 と石工として有名であったことは事実のようです。やはり「箱を作っていた」の方が、信憑性が高いですね。

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プロフィール

HN:
河童
性別:
男性
自己紹介:
箱作生まれのおっさんです。

P R